ウケる雑学

なぜ作った?珍兵器たち

産業革命以降、人はさまざまなものを作ってきました。蒸気機関だったり、飛行機だったり…人の進歩に役立ったものもあれば戦争を激化させた例もあります。しかし、戦争で作られたものも現在の技術を支えるものがあります。インターネットや人工衛星などがその例です。しかし、いいものばかりを作るのが開発ではありません。一見してなんでそんなものを作った、と言いたくなるものもあるのです。

≪走る爆弾、自走式陸上爆雷「パンジャンドラム」≫

第二次世界大戦、ドイツと戦争していたイギリスはドーバー海峡に面した海岸にできた要塞攻略しようと開発させたのがパンジャンドラムです。外見はミシンの糸巻きに使うボビンのような外見をしていますが、中央部分に1.8tの爆弾を積んで両輪にロケット推進機を詰んだもの。無人でロケット推進を使って車輪が回り要塞にぶつけて爆破…と考えたようです。が、実際に試験運用するとロケットが脱落して予測不能な動きをして見学に来ていた上司の集団に突っ込む、安定させようとして大きくしたら推力足りなくなる、ロケットの数増やせばますます動きが安定しなくなるという結果、没になったそうです。

≪空飛ぶ円盤、XF5「フライングパンケーキ」≫

1930年代に構想された航空機です。ある開発者が凧の原理に目をつけて少ない距離で離陸できる航空機を開発します。それこそ空飛ぶ円盤フライングパンケーキでした。米軍の支援を受けて開発を始め、実験機ではたったの6mで離陸するという性能を見せつけます。しかし正式開発し始めると問題が発生、米海軍は短距離離陸のできる戦闘機として期待したらしく要求する性能を実現するためのプロペラの制作が難航し、完成したのは1945年8月20日。戦前に作り始めたら完成したころには戦争が終わっていました。その後研究は続きますが時代はプロペラからジェットエンジンに。結局スクラップになりました。ちなみにその形状からUFOと勘違いされたという話があります。

≪重すぎて動かない、超重戦車 「マウス」≫

第二次世界大戦末期。ドイツは戦争を勝ち抜くためにさまざまな兵器を作りました。そんな兵器の一つが超重戦車マウスです。第二次大戦中、ソ連の戦車の性能向上にヒトラー悩んでいました。そこで開発させたのがマウスです。この戦車の特徴は圧倒的な火力と装甲を持つ戦車で、当時最大100mmの装甲で十分なところを240mmという厚さを持たせました。結果、重量188tという重すぎる戦車が完成。ちなみに軽自動車で1t、現在の日本の戦車で44tです。重すぎて道を壊す、地面に沈み込む、エンジンは火を噴くなどの問題が続発した結果、活躍することなく戦争は終わりました。ちなみにマウスはソ連に持っていかれたらしく、ロシアの戦車博物館に現物があります。

いかがでしたか?物の開発には試行錯誤の連続、完成したけど使えなかったものや不具合ばかりだけど意外と仕えたものなどこの世界には様々なものがあります。ベトナム戦争中に医療器具として作られたのが食品の保存に適していたラップなんかはわかりやすい例です。身近なものにもその開発には意外な事実があるかもしれませんよ。