ウケる雑学

日本は神様のセックスで生まれた!?

国がどのように生まれ、人々がどのような文化的歴史を持っているかを知ることは、民族にとって大切なことでしょう。わが国の古代史は多くの謎に包まれ、現代もなお、邪馬台国(やまたいこく)がどこにあったのかすら分かっていませんが、「古事記」などによって知られている「事実」も多々あります。そのうちのひとつが、わが国は神様たちがセックスをすることによって誕生したということです。「古事記なんて、適当に想像した話ばかり」と一笑にふすことは簡単ですが、それを始めたら、世界人口の4分の1が信じている「聖書」も否定しなければならなくなります。

古代の記述は、どれも事実かそうでないかを判定することはできません。現代的な常識で当否を考えることはあまり重要ではないでしょう。民族のルーツを探ろうとするときに大切なことは、事実かどうかではなく、何をどう考えていたかではないでしょうか。少なくとも、わが国の昔の人々が、「日本はセックスで生まれた」と信じていたことは確かです。それによって、生活習慣の中におけるセックスの位置付けも決まりました。

新約聖書にはキリストが性交する場面は登場しません。それゆえ、キリスト教徒は「性」に関して保守的な思想を持つようになりました。聖母マリアは処女だったということになっていますが、神様の母親がペニスを挿入されてハアハア喘いだり、結婚もしていないのに子どもを作ったりしてはマズいのでしょう。カトリックでは現代においても同性愛を差別していますが、それも「神の教え」に背くからです。わが国が歴史的に性に自由で開放的であったのは、古事記以来の考え方によるものでしょう。日本人は性生活を大切にし続けてきた民族なのです。

≪突出したモノを穴に入れてみようか、と誘った!?≫

古事記によれば、わが国土は、イザナギ(ノミコト)とイザナミ(ノミコト)が性交したことにより誕生しました。二人はカップルでしたが、まだ性的には結ばれておらず、童貞と処女。ある日、イザナギがイザナミに「君の体はどうなってるの?」と尋ねると、イザナミは「私の体はちゃんとできあがっているけど、1ヶ所だけ穴が開いていて、不完全なのよ」と答えます。それを聞いたイザナギは、「僕の体もできあがっているけど、できすぎちゃって1ヶ所だけ飛び出しているところがあるんだ」と答えました。そして、「僕の勃起したものを君の穴の中に挿入すれば、赤ん坊ができるんじゃないのかな」と言って、おもむろに挿入し一気に処女を奪ったのです。

この、わが国最初のセックスを「美斗能麻具波比」(みとのまぐはい)といい、性交を表す「まぐわい」という言葉はここから生まれています。

≪記憶を頼りに描かれた歴史書だった!?≫

古事記の原本は現存せず、写本がいくつか残っているだけです。成立したのは「和銅5年正月28日」との記述がありますので、西暦712年3月9日ということになります。今から1300年以上前のこと。わが国で初めて書かれた歴史書というわけではなく、それ以前にもいく種類かありましたが、現存する最も古いものが古事記です。

そこに描かれているのは、神々の歴史や伝承されてきた説話などです。歌も盛り込まれており、文学としての価値も高いものとなっています。稗田阿礼が口誦(口で語ること)したものを、太安万侶が書き取ったとされています。稗田阿礼は天才的な記憶力の持ち主で、過去に著されたものの焼失してしまった書物の内容を思い出し、暗唱したのです。つまり、古事記は稗田阿礼が想像したものではなく、遠い過去から伝えられてきた伝承を取りまとめたものでした。神々がセックスしたという話も、古代から言い伝えられ続けてきた日本のルーツなのでしょう。

わが国は、セックスと深い関係にある国なのです。最近はセックスレスが問題になっていますが、ゆゆしきことです。