バイブは女性用の治療器具だった!?

いわゆる「大人のおもちゃ」を使うカップルは少なくありません。かつては、マンネリ化の危機に陥った熟年カップルがメインユーザーでしたが、最近は若者たちの間でも一般的になりつつあります。それどころか、十代の若い女性たちがオナニー用に買い求めることも少なくないようです。そのため、いかがわしい雰囲気のショップではなく、可愛らしい雑貨店で、普通に売られています。絵柄入りや味つきのコンドームなどとともに、買い求められているようです。

バイブレーターやピンクローターの刺激は、指での愛撫やクンニリングスとは別の種類の深い快感があるようです。セックスではいけない、いったことがないという女性は少なくありませんが、バイブでいけない女性はめったにいません。そのため、「セックスよりもバイブオナニーの方が好き」という人もいるほどで、一昔前に比べると、オナニーをする女性の割合が高くなり、頻度もかなり増してきています。

一度使うと止められなくなるアイテムですが、もともとは、治療用の器具として開発されたものです。ヒステリー症状のある女性に使われていました。あまりの良さに、家庭でも使えるようにと広まった道具です。



女性を悦ばせることに疲れた医師たち

キリスト教の影響で禁欲生活を強いられた欧米では、20世紀の初頭まで、ヒステリーに悩む女性が大勢いたそうです。いわゆるオールドミスや未亡人の中に、精神的に不安定になる人が多く、その原因は性生活がないことだと考えられました。バイアグラのない時代ですので、夫がEDでセックスレスとなった妻たちの中にも、しばしばいたようです。そうした、いわば「セックス不足」に悩む女性たちに対しては、ヴァギナをマッサージすると症状が改善することが知られていて、医師が治療として手でいかせていました。クリトリスを愛撫し膣に指を挿入してオーガズムに導く、つまり、前戯を施したのです。

一度治療を経験すると毎日のように通う女性も多く、クリニックは繁盛しましたが、医師たちは大変です。1日に何十人もの女性の膣に指を挿入してピストン運動を繰り返すので、とても体力を使います。腱鞘炎などになる人が続出するという「重労働」になってしまいました。女性をいかせるだけでいいのですから、とても楽しい仕事のように思えるかも知れませんが、何十人もの患者を相手に続ければただの作業にしか思えなくなります。決して、エロい気持ちだけでは続けられない「キツい」仕事でした。そのため、治療を止める医師も少なくなかったのです。



治療を楽にするために考えられたバイブ

毎日女性たちをいかせるために、重労働を強いられてきたい医師たちの中には、「機械化」できないものかと考える人もいました。そうした中で、バイブレーターが開発されたのです。1880年にイギリスの医師によって発明されたバイブはあっという間に大流行します。世界中の女性たちが、バイブの快感に酔いしれたのです。マシンによってそれまで経験したことのないほど強烈なオーガズムを迎えられるということで、クリニックの中には、連日女性たちの行列ができてしまうほどの繁盛ぶりだったのだとか。

バイブレーターは女性用の欲求不満解消道具として、医療用に開発されたものです。今では、誰でも使うものとなっています。




Copyright© ウケる雑学 All Rights Reserved.