セックスが気持ちいいのはなぜ?

セックスが科学的研究の対象になったのは20世紀の半ば以降のことです。この数十年の間に、性行為のメカニズムはどんどん明らかになってきました。近年では、性行為の最中の熱伝導の様子をサーモグラフィでとらえて調べたりもされて、どのように快感が高まっていくのかも分析されています。

しかし、どんな愛撫をすれば気持ちよくなるかはわかっているのに、どうして気持ちよいのかは十分解明されていないといえるのではないでしょうか? 気持ちよさの神秘にせまってみましょう。



ペニスをヴァギナに入れてこするだけなのに、なぜ気持ちよくなるか?

人の性感帯にはいろんな場所があります。個人差がありますが、女性であればヴァギナやクリトリスとその周辺、アナル、唇、乳首、わきの下などなどです。男性の場合には、主にペニス周辺です。多くの人に共通する「性感帯」は神経の集中している場所です。神経がたくさんあるため、刺激をキャッチしやすく、一度にたくさんの情報が脳に伝わることになります。

ただ、普通は神経に触れても気持ちよくはなりません。痛いとかくすぐったいという感覚になるだけです。ということは、セックスの快感は神経がキャッチした信号を脳の中で快感に変えているということが言えるでしょう。同じ場所を触られても、気持ちよくなる相手とそうでない相手がいます。そのことからも、快感は「接触」そのものではなく、脳の働きだということがわかります。そのため、「セックスは脳でするもの」とも言われています。



どうして人間には発情期がないのか?

人間の祖先であるネアンデルタール人には、発情期があったと言われています。人間以外の動物には「発情期」がつきもので、あるシーズンになるとみんな一斉にセックスをし始めます。それ以外のシーズンには性行為をすることはありません。動物が子どもを産んで育てるためには、「季節」がとても重要です。食べ物の少ない季節に子どもが生まれてもうまく育てることができません。

動物には出産にふさわしい季節があるのです。草花に適した季節があるのと似ています。もともと人間もそうでしたが、炎をあやつり寒さや飢えを克服すると、人類には出産にふさわしくない時期がなくなったのです。いつでも産んで育てられるようになると、いつでもセックスができることになります。年がら年中セックスしてもよいのですが、そうなるとなかなか衝動が湧いてこなくなります。

動物には発情期があるからこそ本能的に性行為に走れますが、いつでもできるようになり発情期がなくなると「衝動」がなくなります。セックスしないでいると子孫を残すことができなくなり、滅んでしまいます。そのため、発情期の代わりに「快感」が生まれたのではないかと考えられます。「気持ちいいからセックスする」と、子どもができて子孫が繁栄することになります。

人間のセックスの気持ちよさは脳が作りだすものです。それは発情期がないために、その代わりとして快感を備えることで、子孫を繁栄させるための本能だと考えられます。セックスは人間にとって非常に重要なものだからこそ、最高の快感が備わっているとも言えるでしょう。もしEDで勃起できなくなった方がいらっしゃれば、すぐにクリニックでバイアグラを処方してもらいましょう。人間のすばらしい脳の働きを回復しないともったいないですよ。


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