「男性」が性転換手術を受けるのはどうして?

日本では、最近まで医者が性器を切り落とす手術をしてはいけないことになっていました。1969年には、男性三人の睾丸を取り除いた医師が、優生保護法違反で有罪になるという事件があり、以来、女性になりたいと願う男性は海外でしか手術を受けられませんでした。現在ではいくつかの病院が性同一障害などの治療のために、性転換手術を行っています。

もともと肉体的には男性として生まれ、ペニスや睾丸がついているのに、心が女性だからと言って、どうして性器を取り除こうとするのでしょうか? 手術自体はとても大変なものですし、お金と時間もかかります。「女」になりたい男性の動機にせまります。



モロッコで手術したカルーセル麻木で有名に

1973年に、タレントのカルーセル麻木さんがモロッコで性転換手術を受けたことが大ニュースになりました。もともとモロッコは性転換のメッカだったわけでなく、フランス人の有名な医師がいたただけなのですが、この事件以来、日本では性転換と言えばモロッコとなったほどです。多くの男性がモロッコにわたり、女性になって帰ってくるようになりました。現在では、性転換のメッカはタイです。

女性になる手術は一度にはできません。まず、睾丸を取り除いて体をならし、ペニスを切りとり、ホルモン注射などで次第に女性にちかづけ、乳房がふくらみ体が丸みを帯びてから女性器をつくります。外国で受けるには、何度も足を運ばなければなりません。お金持ちならよいのですが、普通の庶民ではなかなか受けることはできないのです。

近年では日本でも条件付きで性転換手術が認められるようになり、一部の病院では実施されています。ただ、まだ経験値は豊富とは言えず、技術力はタイやアメリカなどの「先進国」には及ばないのが実情です。そのため、よりよい技術をもとめて海外で手術をうける人も少なくありません。



どうして、そんなにしてまで女性器が欲しいのか?

彼女たちは、自分を女性だと思っています。そのため好きな人ができて愛し合うようになると、どうしてもその相手のために「性器」が必要だとかんがえるようです。睾丸を切りとるだけで満足していた人が、恋人ができて結婚を考えたりすると、ペニスも切りとり、ヴァギナを作りたくなるようです。

やはり、夫婦生活にはヴァギナが必要だということなのかもしれません。アメリカで手術を受けた場合、女性になったことの証明書を発行してもらえるそうです。それを裁判所に提出すれば戸籍を女性に変更するのもスムーズになるという人もいます。

性器も女性にかえ、戸籍も女性にかえることで、本当に女性として暮らしていけると安心できるのかも知れません。「専業主婦になりたい」という人もいます。普通の女性なら「専業主婦」は夢でも何でもないのでしょうけれど、性同一性障害の方々にとって「夢」になり得るのでしょう。

女性になりたいという男性たちは、愛する男性のために肉体的にも完全に女性になりたいと願うようです。


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