江戸時代にはセックスの体位をどう呼んだのか?

世界中にはさまざまな性交体位があります。インドのカーマスートラには100種類以上のものがあるそうです。日本でも、江戸時代のころから「四十八手」と呼ばれるものがありますが、これは、相撲の技をもとにつくられたものです。江戸時代の春画などにはエロい絵とともに、「技」の名前がしるされているものもあります。

戯作者たちが趣向をこらして命名したのは、どんな名前だったのでしょう? そんな名前の数々をご紹介します。ぜひ、今晩のベッドで試してみてください。万が一、「EDで無理」という方は、すぐにでも専門クリニックを受診してバイアグラを処方してもらいましょう。



正常位はまとも!?

まず、正常位は「まとも」と呼ばれました。まさにそのまんまの呼び名です。あっさりし過ぎて拍子抜けしてしまいそうな名前ですが、他には、本手、本間という言い方もありました。「四畳半襖の下張り」の中では本間取りとも書かれています。

伸張位(正常位の状態から女性が足を伸ばした体位)は、磯の浪まくらと言いました。小股ばさみ、外がこみなどという言い方もあります。「磯の浪まくら」は、すこしですが「磯野波平」に似ていますね。磯の浪まくらから、さらに男性も足をのばした体位を「善光寺」とと呼びます。お寺の名前ですので、バチがあたりそうです。つがい鳥ともいいます。また、善光寺の状態で、男性が腕立て伏せのように両腕で体重をささえると「富車」になります。

正常位から女性が大股開きになり、足を男性の肩にかけた屈曲位のことを「かつぎあげ」と呼びます。これもそのまんまの呼び方ですね。肩車、くぬかつぎとも呼ばれました。



足がらみは想像できますよね?

女性が足を男性の胴にからみつけたものを「足がらみ」と呼びます。しっかりと「離さないぞ」という体位ですね。西鶴の「好色一代男」の中に、その情景が描かれています。「鼻息高く、ゆい髪の乱るるをおしまず、まくらはいつとなく外になりて、目つきかすかに青みいり、左右の脇の下うすおい、寝まき汗にしたし、腰は畳をはなれ、足の指先かがみて」が、足がらみのようすです。

側臥位は「横取り」といいました。向かい合って寝たままいたす体位です。横取りから、女性があおむけになって、男性が上の脚を女性にからませると、「矢はず掛け」となり、男性が後方から挿入した体位を「うしろならび」といいます。うしろならびで、男が胸をそらして女性から離すと、「窓の月」。また、うしろならびで、女性があおむけになって、男性が女性の片足を持ち上げて後ろからせめるものを「松葉くずし」と言います。

バック(後背位)で女性が、ヒジとヒザをついてお尻を持ち上げたのを後ろからつく体位を、ひよどり越えと言いました。うしろどり、さしさばとも言います。ひよどり越えから女性が腕を伸ばして掌で上体をささえるのを、田植えと呼びました。

さまざまな体位がありますが、江戸時代の呼び名は、やはり風流な感じがしますね。ぜひ、一日にひとつずつでも試してみて下さい。


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