正確に使いたい3つの言葉

ちょっとした言葉の間違いで、恥をかいたり、人に嫌な思いをさせたりすることがあります。そんなときは、「ああ、人間って本当に面倒臭いな」と思いますが、これは言葉を持った生物の宿命かもしれません。意味・用法を間違えやすい言葉の正しい使い方を、いくつか紹介しておきましょう。国語の成績が悪かった人も、ぜひ覚えていってください。

「かきいれどき」はどう書く?

商売がもっとも繁盛する時期のことを、「かきいれどき」と呼びます。パソコンで変換すると「書き入れ時」と出て、「ん?」と首をひねりそうになりますが、これが正解です。

「かきいれどき」という言葉の起源は、江戸時代にさかのぼります。当時はパソコンなどあるはずもないので、商売の記録は帳面に綿密に記録していました。商売が繁盛するときはこの「書き入れ」も忙しくなったので、「書き入れ時」と言うようになったそうです。

「聞いた風なこと」と言わないでください

どちらも同じ読み方をするので会話の中で判別することはできませんが、「聞いた風なことを言うな」の「聞いた」は、実際には「利いた」と書きます。「ちょっと聞きかじったことだけのことを得々と喋るな」という意味で使っているなら、それも誤用です。

鼻が利く、気が利く、目端が利くの「利く」なので、正しくは「物事によく通じた風なことを言うな」という意味になります。試験の引っかけ問題にもよく出る言い回しです。

海千山千は褒め言葉、ではない

「さすが部長! 海千山千ですね」とおべっかを言うと、本当に賢い上司ならばムッとするはずです。「海千山千」は必ずしも「経験豊富」と同義ではありません。ちょっとした悪事にも手を染めている、という意味もこもっているので、実は失礼な言葉です。本人の意図する、しないにかかわらず、揶揄するようなニュアンスを伝えてしまいます。あまり凝った表現をしようとせず、「さすが、経験豊富ですね」と言ったおいた方がいいでしょう。

今現在、あらゆる生き物の中で言葉を持っているのは、人間だけです。言葉はいろいろと面倒ではありますが、言語を操る唯一の知的生命体として、正しく使いこなしたいところです。あなたの普段何気なく使っている日本語、本当に正しいのでしょうか?


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