江戸時代のささやかな事件・発見

江戸時代は、何かと興味深い歴史上の出来事が集まっています。三大改革、黒船来航、戊辰戦争…しかしそんな有名な事件の影で、実にささやかな文化の発達、また発見があったようです。江戸時代にまつわるちょっと面白い2つのお話を紹介しましょう。

長電話好きは昔から?

女性という生き物は不思議で、大体において長電話が大好きなようです。そんなに話すなら直接会えよ! と内心感じている男性も多いのではないでしょうか。

どうやら女性の長話好きは、昔からの習性のようです。江戸時代にも、多くの女性が優雅におしゃべりを楽しんでいました。しかし、この時代にはもちろん電話はありません。また手紙のやり取りをする習慣も、特に武家の主婦の間ではほぼなかったと言われています。

そこで活躍したのは、口上を述べる「仲働き」と言われる下女たち。さすがに主婦の用件だけあってその内容は多岐に渡り、しかも概して長いものでした。そのため、「仲働き」にはきちんとしたマナーはもちろん、話を忘れない記憶力も必要とされたとか。

もちろん、相手からの返事・用件もまた、聞いてこなくてはなりません。江戸時代の「人間電話機」たちの仕事は、相当なハードワークだったようです。

散歩、始めました

日本で初めて散歩をしたのは、勝海舟だと言われています。もちろんそれ以前にもぶらぶらと歩く習慣はあったはずですが、あてなき歩行を「目的」とした散歩は、西洋から伝わってきました。勝海舟は、街中を漫然と歩いている異国人たちを好奇の目で眺め、あるとき「何をしているんだ?」と尋ねたそうです。すると、「プロムナードだよ」と相手は答えました。そこで勝海舟自身、実際に「プロムナード」とやらを試してみると、これが意外に面白い! 独自に「プロムナード」を「散歩」と訳し、以降は日々実践したそうです。

普段我々が何気なくしている「散歩」も、そもそもは西洋の文化だったと考えると、不思議な感じがしませんか。四季折々の眺めや空気を味わう散歩は、どちらかと言えば日本人的な発想にも思えるのですが。

どこかハリウッドムービー的な趣もある華々しい江戸時代ですが、ごく小さな出来事もたくさん起きていたようです。こんな些事に触れるのも、歴史を好きになるきっかけとなるかもしれません。勉強嫌いなお子様に教えてあげてもいいかもしれませんね。


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