穴あき食物の謎に迫る!

ドーナツとレンコンの穴…どういう意味があるかご存知ですか? ただ何となく空いている、というわけではありません。物事の形状には、大体において合理的な理由があるものです。2つの穴の不思議について、お話ししましょう。

食べ物には、ときどき奇妙な穴が空いているものがあります。穴が実在するかしないか…という哲学的な命題は措くとして、これって単純に不思議ですよね。たとえばドーナツ、レンコン…これらの食べ物に穴があるのには、何か合理的なワケがあるのでしょうか?

からっと揚がったドーナツを…!

夕方ごろになると、人通りのあるところでドーナツの格安販売をしていることがあります。仕事帰りにちょっとお腹が空いていると、思わず手を伸ばしてしまいます。でも、「油が回りきっていてべたっとしていた…」という苦い思いをしたことがある人も多いのではないでしょうか?

ドーナツは、ご存じの通り、油で揚げて食べるお菓子です。しかし、生地に厚みもあるので、まんべんなくからっと揚げるのは簡単ではありません。特に昔は、中央部分が半生になっていることも少なくなかったとか…。かつてアメリカに住んでいたグレゴリーという人も、油の染みこみすぎたドーナツや、中央部分が半生のドーナツに嫌気が差していました。そんな彼は、ある日、母親がドーナツを作っているのを見て、不意に真ん中に穴をあけることを思いついたそうです。これならば揚げるのに時間もかからないし、半生になることもありません。
このグレゴリーさんの思いつきが、現在のドーナツまで引き継がれているわけです。

レンコンの穴は何の穴?

そもそも、レンコンが何の植物なのかよくご存じでない方もいるかもしれません。実はレンコンは、蓮の地下茎です。地中では、十分に空気に触れ合うことができません。そこでレンコンは地下でゆっくりと進化を遂げてきました。自らに空けた穴と、地上の茎や葉に空いている小さな穴をつなげて、空気や水蒸気を行き来させているわけです。

ちなみに、レンコンは意外にも日本人との付き合いが長い植物です。インドが原産だと言われていますが、縄文時代にはすでに日本に伝わって、「栄養に富んだ食べ物」として親しまれていました。実際に、胃潰瘍、喀血、子宮出血にも効果がある成分を含んでいるといわれています。

よく思えば、私たち人間にも無数の穴が空いていて、それぞれの穴に独自の役割があります。一見奇妙に見える「ものの形状」も、大体のことに合理的な理由があるようですね。


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